亜硫酸塩

ブドウなどの農作物は当然腐敗します。

ワインはブドウの醸造酒である以上、腐敗と言う言葉は使われませんが劣化、酸化という運命は当然避けて通れません。

その酸化を少し防ぐために酸化防止剤が添加されています。 

 

 ワインに含まれている酸化防止剤は亜硫酸塩(亜硝酸ナトリウム=SO2)です。

酸化を防ぐ目的でワインに亜硫酸塩が添加された歴史は非常に古く、古代ローマ時代にはすでに醗酵させる樽の消毒に硫黄を使用していました。

また、醗酵させる以前にも果汁の腐敗防止のために加えられているのです。

 

 現在は無、減農薬ブームによるビオワインの流れから、亜硫酸の無添加、あるいはごく少量しか使用しないワインも流通していますが、大半のワインには亜硫酸塩が添加されています。

亜硫酸塩自体の有害説を唱える人もいるのですが、この、ワインの添加される亜硫酸塩は人体に影響のあるレベルではありません

これは全ての食品添加物には言えることです。

フランスでは亜硫酸塩の表示義務自体もないのです。

 

 実は亜硫酸塩をワインに入れるのは酸化防止剤、防腐剤としての働きのためだけではありません。

亜硫酸塩は酵母の再醗酵を防止する働きの他に、色素を強める働きがあるためにワインに入れられる、という面もあるのです。

 

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