ヴァッレ・ダオスタ州のワイン

イタリアの国境西北部、スイスやフランスと接するヴァッレ・ダオスタはイタリア国内ではもっとも小さい州となります。

ヴァッレ・ダオスタ(アオスタ渓谷)の名が示すように、州の大半は山岳地帯となりブドウの栽培環境としては少し厳しくなっています。

 

 州の規模自体が最小であるようにワインの生産量もイタリアでは最も少なくなっているのですが、このヴァッレ・ダオスタで栽培されるブドウ品種は多様で、ワイン用だけでも22品種におよびます。

生産されるワインの種類は赤60%、白40%ほどの比率になっており、赤ワインは山岳地帯らしく、カモシカや鹿、野うさぎなどの野獣を使って作る郷土料理のジビエ料理に向くワイン、白ワインは名物のフォンティーナチーズのお料理に合うものをはじめ、バラエティーに富んだワインが造りだされて出されています。

赤白とも地元で消費されるものが多くDOCGに認定されているワインはないのですが、その品質は全般的に高いレベルとなっています。

 

 国境の州であることから、生活風習もフランスに近く、公用語としてイタリア語とともにフランス語が使われており、エチケッタにもイタリア、フランス両方の言語が併記されるワインが多いのも、この州のワインの特徴と言えます。

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