マルケ州のワイン

イタリア半島中央東部に位置するマルケ州は西はアペニン山脈、東はアドリア海に面した、南北に細長い州です。山岳地帯とそれに続くなだらかな丘陵地帯が大部分を占めているので平野部は少ないのですが、多くのイタリア人がヴァカンツァに訪れるほど温暖な地中海性気候と石灰土壌から、ワイン造りには非常に適した地域となっており、古代ローマ時代からの長いワイン造りの歴史を有しています。

 

 現在でもマルケ州では豊富な郷土料理同様、豊富なワインが造られており、「一つの丘ごとに一つのワインがある」と言われているほどです。

 

 アンフォラ(陶器)を形どったボトルでかつて世界的に有名になったボルディッキオ種のワインを始めとしたアドリア海の魚介類の郷土料理によく合う白ワインのイメージが大変強いのですが、実は熟成に向くものから軽やかな平野型なものまで赤ワインも多く造られており、赤ワインと白ワインの生産比率ほぼ半々となっています。

 

 ただ、このボルディッキオ種のワイン以外にはあまりイタリア国外で知られているワインが少ないことから、マイナーな産地としてまだまだ扱われがちなのですが、高品質なワインも多いことから今後注目される産地の一つとも言われています。

マルケ