ポンパドール夫人

ワインの歴史を語る上で、決して外すことの出来ない人物が何人もいます。

ポンパドール夫人もその一人です。

ポンパドール夫人は銀行家の家に生まれたブルジョワ階級で教養の深い女性でした。

すでに結婚していたのですが、フランス国王ルイ15世にその美貌を見初められて公妾(公式に認められた愛妾)になりました。

その後、ルイ14世からの寵愛を武器に政治も牛耳るようになりました。

 

当時から最高峰ともくされていた「ロマネ(のちのロマネ・コンティ)」の畑をめぐるコンティ公との争奪戦も有名で、この畑を入手することは出来ませんでしたが、結果、この激しい争奪戦がのちにロマネ・コンティとなるこのワインの名声をさらに高めました。

 

争奪戦に敗れた後、ブルゴーニュワインを遠ざけ、ボルドーのシャトー・ラフィット・ロートシルトを愛飲したことは宮廷、そして貴族やブルジョア階級におけるボルドー・ワイン熱、シャトー・ラフィット・ロートシルトの評価を上げたのです。

 

また同様に、当時はあまり注目を集めていなかったシャンパーニュ地方の発泡性ワインも好み、シャンパーニュブームももたらしたのです。

シャンパンを飲む時のソーサー型のグラスはポンパドール夫人の乳房を模ったものであると言われています。