ボルドーと日本企業

 長い歴史を誇り、当然、その間にいくつもの紆余曲折を経ているボルドーのシャトーにおいて、その所有者が移ることは少なくありません。

もちろん、その買収先がフランス人、あるいはフランス企業とは限りません。

 

 ボルドー格付け第一級、五大シャトーの一つであるシャトー・ラトゥールも1993年にフランス人富豪のフランソワ・ピノー氏によって買収されるまではイギリス資本のシャトーでした。

そんなボルドーの格付けシャトーの中に日本資本のシャトーもあります。

それは格付け第三級の「シャトー・ラグランジュ」です。

 

 シャトー・ラグランジュはサンジュリアン村にあるシャトーで、荒廃し格付けに相応しいワインを生み出すことが出来てない不遇の時期を過ごしていました。

それを1983年に日本のサントリーが買収し、莫大な資本投下と支配人鈴田健二氏はじめスタッフの日本人らしいきめ細やかで丁寧な仕事により見事に再生し、今日では格付けに相応しいワインとしての評価を取り戻しているのです。

 


 他にも格付け第四級、やはりサン・ジュリアン村のシャトー・ベイシュヴェルも、1989年からサントリーとフランスの保険会社GMFグループとの共同出資会社によって運営されています。

 

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シャトー・ラグランジュ 2008