ホストテイスティング 後編

  ホストによるテイスティング、目での確認を終えると次は香りの確認です。

ワインらしくない異臭を放っていないか、コルク臭などのするブショネワイン(ブショネワインの項、参照)でないかなどです。

開栓間もないワインで開ききっていない、温度が上がっていないなどの理由で香りが立っていない時にはグラスを軽く回すなどして空気となじませ香りを立たせます(これをスワリングといいます)

 

  最後に味の確認です。

これは熱やその他の要因によってヴィンテージなりの正常な熟成をはるかに超えた劣化などによる味わいの異常のチェックを行います。

少量を口に含んで味わってみます。

上級者などは、この時に少し唇をすぼめて「ジュルジュル」と音を立てながら空気も吸い込みワインと馴染ませたりもしますが、無理に真似をする必要もありません。

 

  これらのテイスティングを終えて問題がなければ軽くうなずいたり、ソムリエに「お願いします」とゲストへの提供を促します。

 

  ワインの状況を確認するという重要な使命もありますが、ある部分、形式的な面もあるのがホストテイスティングです。

緊張せずに行いましょう。

ホストテイスティングをスマートに行なうことで、さらに一歩ワインの達人に近づけた気がします。

 

  もしワインに異常を感じた場合は遠慮せずソムリエに気になった部分を伝えましょう。

ソムリエが確認し、そのワインが商品としての価値がないのであれば、速やかに交換に応じてくれます。

 

  もちろん、自分の好みの味わいと違うなどは対象外ですので、それに関しては事前にソムリエに好みやイメージを的確に伝えることが大切です。

  ホストによるテイスティングはおもてなしにおいて重要な役割りをにないますが、堅苦しく考えず、流れるようにこなすことがこれから始まる宴の成功につながるのです。

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