フォーティファイド・ワイン

ワインはブドウを原材料とした醸造酒ですが、その醸造過程で度数の高いアルコール(酒精)を添加したものがあります。これをフォーティファイド・ワイン(=酒精強化ワイン)と呼んでいます。

 

 フォーティファイド・ワインは、そもそもスペインのイベリア半島などの気温の高い地域で、ワイン輸送時、あるいは保存時の品質保持並びに味わいに変化をもたらせるために酒精を加えて造りだされました。

その加えられる酒精は、主に40度以上、時に80度近くにおよびます。

 

 その代表的なものとしては、発祥の地であるイベリア半島のスペインでは、シェリー酒マガラ・ワイン、ポルトガルではポート・ワインマデイラ・ワインなど、飲んだ経験はなくとも名前は聞いたことのある有名なものもが並びます。

これらはその地方、地方の独特の製法によって造られているのです。

 

 イベリア半島以外にも波及し、イタリアではマデイラ・ワインを模して造られたと言われるマルサラ・ワイン、そしてフランスには天然甘口ワインとなるヴァン・ド・ナチュールヴァン・ド・リキュールなどがあります。

コニャックを使用し、有名なピノー・デ・シャラントも、このヴァン・ド・リキュールの仲間です。

 

 フォーティファイド・ワインは食欲増進の目的で食前酒や、消化や即後の満足感を促すため食後酒として用いられます。

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