バジリカータ州のワイン

南部イタリアの中央に位置するバジリカータ州は東をイオニア海、西をティレニア海に面し、古代より周辺諸国との交流が盛んでした。

そのため、ブドウが最初にイタリアにもたらされた土地の一つでもあると言われています。

 

 古代ギリシャ人は、かつては「ルカニア」と呼ばれたこの地を中心に「マグナ・グラウキア」として植民地化しました。

その後も地中海沿岸を含むヨーロッパ諸国を席捲したビザンチンやイスラムなどの帝国の支配を受け、最後はサルディニア王国の一部としてイタリアに統一された経緯を持ちます。

 

 地形は山岳部や丘陵部が90%以上で平野部が少ない上、火山性の土壌が多いことからブドウの生育に不向きなこともあり、DOCワインの生産量はイタリア全土の州の中でもヴェッレ・ダオスタ州に次いで少なく、1%にも満たない量です。

そんな中でも、もたらした「ギリシャ人の」という「グレーコ」の古語に由来するアリアニコ種のブドウによるワイン造りは長い歴史を誇ります。

このアリアニコ種を用いて造られる赤ワイン、アリアニコ・デル・ヴルトゥレは南イタリアを代表するワインの一つになっています。

以前はこのアリアニコ・デル・ヴァルトゥレのみがDOCワインだったのですが、最近、デッレ・デッラルタ・ダーグリマテーラグロッティーノ・ディ・ロッカーノーヴァの三つもDOPワインとして認定されました。

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