ソレラ・システム

 ワインの中でも、シェリーなどのフォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)を造る時に用いられる独自の熟成方法をソレラ・システムと呼びます。

ソレラとは「」を意味する言葉で、この方式では何段にも樽を積み重ねて一番下の樽からある程度決められた量を取り出してボトリングしています。

そして、一番下の樽の減った分を二段目の樽から継ぎ足していき、さらにその目減り分を上の樽からという具合に順次足して行くのです。

この一連の作業を「ロシオ」と言うのですが、最終的に一番上の樽には常に最新のワインを足していくというシステムです。

 

 こうすることで、古いものから新しいものまで違う年式のワインがブレンドされ、安定した品質や個性のフォーティファイド・ワインが生み出されるのです。

通常のワインなどにはヴィンテージ(収穫年)が記入されているのにシェリーにはヴィンテージがついていないのはこのためです。

逆に言うとヴィインテージ表記をしないワインだからこそ出来る方法と言えましょう。

ちなみにこのシステムは西洋のフォーティファイド・ワインだけでなく沖縄の泡盛などにも用いられています。

ただし泡盛では積み重ねられた樽でなく並べられた瓶で熟成させています。

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