スーパータスカン

イタリア政府が1963年に制定した「単純原産地呼称(DOS)」は、伝統あるブドウを地方色のある醸造法で造ることに基づく物でした。

そして「統制原産地呼称(DOC)」、「統制保証原産地呼称(DOCG)」はさらに厳格な基準によって決められていました。

これらによって古き良きイタリアの伝統的なワイン造りは保護されてきたのですが、一方、それに囚われて新しい試みが阻害されてきたのも事実です。

 

 そんな中、こうした格付けに囚われず、「素晴らしいワイン造りを目指そう」とする動きも現われてきました。

トスカーナ州におけるボルドー原産のカベルネ・ソーヴィニヨン種(現在は国際品種として広く分布しています)を使用したワイン造りです。

この地方では伝統的にサンジョベーゼ種によるワイン造りがなされてきたのですが、そこに、このカベルネ・ソーヴィニヨン種を植えて単独、あるいはサンジョベーゼと混ぜてワインが造られるようになったのです。

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 トスカーナの土壌とカベルネ・ソーヴィニヨンは非常に相性がよく、素晴らしいワインが数多く生み出されました。

これらは「スーパータスカン(イタリア名・スーペル・タスカーナ)」と呼ばれて多くのワインラヴァー(ワイン愛好家)を魅了し支持を集めました。