シャトー・ムートン・ロートシルト

シャトー・ラフィット・ロートシルトと同じロートシルト一族の一つが所有するシャトーです。

1855年の格付けでは一級格付けから漏れて二級に格付けされたことから、一級昇格がこのシャトーの宿願となっていました。その後、長きに渡り積極的な設備投資による品質向上に努め、さらには猛烈なロビー活動を展開して、1973年に念願の一級昇格を果すことができたのです。これがメドック格付けでは唯一の昇格となっています。

 

犬型のラトゥールに対して猫型のムートンといわれるように、このシャトーの造り出すワインは年によってバラつきが見受けられます。

ブドウの出来がよい年にもあまり成功しないこともあれば、不作と呼ばれる年でも非凡なワインを生み出すことがあります。

それらの理由からヨーロッパでの人気は今ひとつのようですが、日本での人気は高く商業的に成功しています。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、ラフィットに似た味わいですがシルキーで芳醇、バランス感の強いワインで、毎年違った著名作家によって描かれているアートラベルも人気の一翼を担っています。

ちなみにこのラベルを担当したアーチストに対する報酬は金銭でなくムートンを50ケース(600本)となっています。