サッシカイア

伝統にのっとったワイン造りに従い、それらを保護、さらに発展させるために作られたヨーロッパでのワインの格付け。

これら守旧的な格付けに囚われず、さらに素晴らしいワインを造ろうとする生産者がイタリアにも現われだしてきました。

 

 特にこの動きが顕著に現われたのがトスカーナ地方でした。

当時はキャンティに白ブドウであるマルヴァジア・デイ・キャンティ種を、一部必ず使わなければならなかったのを改めるよう動いたのです。

そして、同じトスカーナの海岸部ボルゲリでは別の動きも現われました。

 

 この地でマリオ・インチーザ・デッラ・ロケッタ氏が、自分の大好きなボルドー・ワインのようにカベルネ・ソーヴィニヨン種の栽培を行い、このカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインを造ったのです。

そして生まれのが「サッシカイア」です。

サッシカイアは誕生当初は当然、DOCGやDOGに認められないためVdtとして売られていたのですが、その高品質さから爆発的な支持を集め、これが従来の格付けに囚われない高級ワイン、元祖「スーパータスカン」として認知されるに至りました。

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 サッシカイアはその後、1994年には「ボルゲリ・サッシカイ」という単独DOCとして認められるようになりました。