クルティエ

   ワインの流通経路の中で、農家、醸造家などの生産者とネゴシアン、あるいは商社などのバイヤー以外にも重要な役割りを果たしている人々がいます。

それはクルティエと呼ばれる人たちです。

 

 クルティエは仲買人のことであり、おもに生産者とバイヤーの仲介を生業といています。

しかし、ただ仲介をしているだけではありません。

ワインの鑑定人、コンサルタントとしての役割りを担います。

 

 ワインの業界はまだまだ閉鎖的なため、情報が少なかったり、既存のルート以外に流通がされないなどはよくあることです。

また、自然を相手にしている農作物であるために天候にも大きく左右されます。

 

 そのため、クルティエはただ単に双方に交渉をして、ワインを右から左へ流していればよいわけではなく、様々な能力が要求されます。

ワインに対する鑑定眼、知識、そして時々の情報収集、状況把握。

まさにワインのスペシャリストでなくてはなりません。

そして、一番重要なのはコネクション、人脈なのです。

 

 現在、クルティエとして公式に認められている人は、ボルドーには約130人、ブルゴーニュには約70人ほどいると言われています。

小規模生産者の多いブルゴーーニュ地方での彼らの役割りは特に重要と言えましょう。