カラブリア州のワイン

  イタリア半島最南端部にあたるカラブリア州は、山がちで平地はわずかに10%にも満たないという地形や火山性の土壌という、農作物の育成には決して最善であるとは言いがたい条件でした。

 

 しかし、温暖な気候や農地改革などへの取り組みの甲斐あってオリーブオイルや柑橘類などの農作物に恵まれる州となっていきました。

特にオリーブオイルはイタリア国内で産出される内の四分の一が、このカラブリア州で作られています。

 

 ただ、ワイン造りに関しては古い歴史を有している割に生産量はまだまだ少なく、日本をはじめ国外でも愛飲されるような有名なワインもあまりありません。

そんな中でも唯一、ガリオッポ種で造られるDOCチロは目にする機会のあるワインと言えましょう。

このDOCチロは赤ワインだけでなく、ロゼやグレーコ・ビアンコ種で造られる白ワインもあり、以前は赤もロゼも白も品質に関しては玉石混合の状態でしたが、近年はかなり改善が見られるようになってきました。

 

  その他にも、最近では情熱的な造り手達によって、カラブリア州独特の気候や土壌を活かして優秀なワインが造られるようになってきていて、この先が楽しみな生産地の一つとも言えましょう。

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