イタリアのワイン造りと気候

 ワイン造りを語る上で、まず注目されるべき部分はその気候です。

ブドウという農作物を収穫しワインが造られている以上、当然気候に大きく左右されます。

 

 イタリアはその南北に長い国土から、一口には亜熱帯地中海気候といいながらもさまざまな特色がみられ、それに準じたワイン造りがされています。

色々な区分法がありますが、一番よく用いられるのは気温と降雨量から見た区分です。

 

 まず、気温面から見た場合、3つに分けられます。

アルプス山脈とその麓の山脈型

地中海やアドリア海に囲まれた半島方

そして、

シチリアやサルデーニャの島しょう型

です。

 

 一方、降雨量から見た場合は5つに分けられます。

アルプス、プレアルプス型

ポー川亜沿岸型

アドリア海亜沿岸型

ティレニア海亜沿岸型

そして

シチリア、カラブリア、プーリアの海洋型

です。

 

 その他にも4月から10月までの一日の平均気温が10度を超えた日の平均気温を積算したウィンクラー区分などもあり、これらの気候学的な裏づけに基づいた地域地域のブドウ造りがされているのがイタリアワインなのです。

 そのため、イタリアで造られるワインは他のワイン原産国に比べ、さらに多種多様にとなり、その土地に根付いたものとなっていると言ってよいでしょう。

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