アブルッツォ州のワイン

東側にアペニン山脈が迫り、西をアドリア海に開けたイタリア中部の美しい景観を持つ州がアブルッツォです。

この州に含まれるているのはアペニン山脈でも最も高い部分でもあり、グラン・サッソやマイエッラといった高峰が連なるなど州の大部分が山脈や丘陵地帯で占められ、平野部をほとんど持たない州でもあります。

このように比較的険しい地形でありながらも、粘土と石灰質交じりの土壌と比較的穏やかな気候により、ワイン造りが極めて盛んな州です。

その歴史は古く紀元前七世紀まで遡るといわれており、他のイタリア中部の州と同様、エトルリア文明時にはワインが造られていました。

 

 海に面してはいますが、郷土料理としては魚介類を用いたものよりは、どちらかと言うと羊や豚を使ったものが多くなっています。

ワインは単一品種によるものが多く、その名にずばり品種名をつけた赤ワインの「モンテプルチャーノ・ダブルッツォ」や、白ワインの「トレビアーノ・ダブルッツォ」が有名です。

単一品種によるブドウのため、長期熟成に向くものでも味わいが明快で親しみやすいことから人気が高く、熱心な生産者達の手によって今後さらに良質なワインが生まれてくることが期待されています

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